「在宅死」の心がまえー幸せな最期を迎えるために  

☆ タイトル 「在宅死」の心がまえー幸せな最期を迎えるために  

※ はじめに

 生物がこの地球上で歴史を刻んで来た長い年月から考えると、ほんの一瞬にも等し
いこの一〇〇年くらいの間に人類は医学、科学、すべての分野で急激な発展を遂げて
きました。多くの情報はインターネットの普及により、いつでも好きな時に手に入れ
ることができるようになり、人や動物の力で動く乗り物しかなかった時代には考えが
及ばないほど、世界が近くなりました。誰もが当然のように利用している電化製品や
自動車、電車などはあることが当たり前となっていて、その恩恵に感謝することすら
忘れています。

 でも、一〇〇年前と現在の人間を比べるとどうでしょう。栄養状態は良くなり、医
学の進歩もあって寿命は延びましたが、人間の持つ能力はそれはど変わっていないよ
うな気がします。その昔、徳川家康の参謀だった天海僧正の言葉に「起きて半畳、寝
て一畳、天下とっても二合半」とあるそうですが、人が生きるために必要なスペース
や物は限られているわけで、どんなに豪華で美味しい食事でも、一日に何十食も食べ
ることは不可能ですし、どんなに頑張っても所詮、一日は二十四時間しかありません
から、何事にも限界があります。                          2

 それと同じようにどんなに医学が進んでも不老不死と言う訳にはいかず、必ず、死
が訪れます。死と聞くと病院や、高齢者の介護施設等で亡くなることを思い浮かべが
ちですが、今までは難しいと思われていた在宅での介護や看取りが、この先はより不
安のないかたちでできるようになる可能催が出てきました。

 これからの時代に向けて、「在宅」が安心して死を迎えられる場所の選択肢の一つ
となるような、国の在宅医療に対応する施策が始まっています。高度な先進医療の普
及やさらなる研究も重要なことですが、人間の生死、生活の現実はアナログの世界そ
のもので、こればかりはどんなに医学、科学が進んでも変えることはできないでしょ
う。ですから、それぞれの人生のドラマの終章には状況が許す限り、自分で望む場所、
望むかたちを選びたいものです。

 未熟な経験ではありますが、私が内科医として関わってきた二〇〇〇例以上の介護
や看取りの実態から、これからの「在宅死」 の在り方について書かせていただきまし
た。お読みくだざる方々の、何かの一助となればと思っております。

☆ もくじ
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